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−プレスリリース−
北海道農業研究センターで育成した新品種の紹介
ノーザンルビー(北海91号) −アントシアニン色素を含有する赤皮赤肉のばれいしょ品種 −
- 育成のねらい

ばれいしょの原産地南米アンデス地域には、アントシアニン色素を含む赤〜紫肉のばれいしょが存在します。これを改良したカラフルポテトの開発は、消費者のばれいしょに対する既存イメージを覆し、市場の活性化と新規需要の開拓を狙うものです。
また、近年、機能性成分が注目され、ばれいしょアントシアニン色素についても様々な機能性を持つことが明らかになりました。
赤肉のカラフルポテトとして「インカレッド」が育成されており、チップ、フライ原料、産直販売用として利用され、平成18年は50haの栽培が見込まれています。
しかし、でん粉価が低い、枯凋期やいもの肥大が遅い、ジャガイモシストセンチュウ抵抗性がないなどの欠点があり、より栽培しやすい赤肉の品種が求められていたことから、これらの経済形質を改良した品種として育成を図ったものです。
- 来歴
ばれいしょ「ノーザンルビー」は旧農林水産省北海道農業試験場(現(独)農業・食品産業技術総合研究機構 北海道農業研究センター)のばれいしょ育種圃場において平成5年に採種した「キタムラサキ」の自然受粉種子の中から選抜された品種です。(種子親の「キタムラサキ」は、アントシアニン色素を含有する紫肉のジャガイモシストセンチュウ抵抗性を有する品種です。)
- 新品種の特徴
・「インカレッド」の肉色に比べ切断面全体が赤色で色むらがありません。 (アントシアニン色素含量は塊茎1gあたり2mg程度です。)
・ 枯凋期は中早生です。
・ 茎は短く、草姿が直立のため、栽培管理が容易です。
・「インカレッド」に比べ1個重が大きく、収量も多く取れます。
・「インカレッド」よりも加工時の歩留りが良く、調理加工適性も優れています。
・ジャガイモシストセンチュウ抵抗性を持っています。
- 今後の展開
平成17年に北海道の特定地域の特産物として普及が見込まれるものとして認定されており、寒地・寒冷地で200ha普及が見込まれています。 * 新品種ノーザンルビーは、農林水産省の委託プロジェクト「新鮮でおいしい「ブランド・ニッポン」農産物提供のための総合研究」により育成された品種です。また、種苗法に基づく品種登録を出願中です。
- お問い合わせ
独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 北海道農業研究センター
ばれいしょ栽培技術研究チーム 森 元幸
TEL 0155-62-9272
